ご訪問ありがとうございます。
羽田空港ANA便限定になってはしまいますが、基本やり方は同じなので、愛犬愛猫を連れてイギリスに引越しを考えている方の参考になればと思い、綴っておきます。
2014年、日本からパピヨン1頭と黒猫1匹をイギリスに連れて来ました。
(使い回し写真です、スミマセン^^;)
イギリスは、動物への検疫が厳しく、数年前までは全ての生き物が検疫所に数ヶ月預けられ、病気に感染していないと確認が取れるまで、引渡しは無かったのですが、日本とヨーロッパを含む数ヶ国にのみ、一定条件を満たしていれば、即日引き渡しを行う様になりました。
日本から連れて行く場合は獣医さんによる英文の健康診断書と予防接種の証明書、動物運搬業者によって作成される書類が必要です。
私がお願いした獣医さん曰く、どの獣医でも出来る訳ではなく、許可を持っている獣医さんでないと出来ないので、必ず獣医さんにイギリス入国用の書類作成が出来るかどうか、確認する様教えてもらいました。
書類も厳しく、決められた書式で無いと認められないそうです。
出発の120時間前から24時間前までに、特定の虫下しを飲ませ、獣医さんの証明書が必要な為、フライトの予定に合わせて獣医さんと予定を組む必要があります。
先ずは動物運搬業者を決めます。
運搬業者によって、扱いが全く違う為、ここは何軒もあたって、納得出来る業者を探してください。
イギリス側で取り扱う業者と契約している業者で無いと、日本側だけでなく、イギリス側の業者も探さないといけなくなるので、必ず受け取る際の事も確認してください。
私達の場合、犬猫達のチケットは、運搬業者が手配してくれました。
カーゴ扱いになる為、普通にチケット代がかかります。
カーゴ代はケージ、キャリーの大きさと重さで変わります。
私達の場合、獣医さんの費用等諸費用全て合わせると、私達の1年有効の正規のエコノミークラスチケット1.5往復分が一頭に付きかかりました。
2匹で3人分の往復チケット代とほぼ同じ〜Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
痛い出費でしたが、2匹の命には変えられないと思い、頑張りました。(連れて来なければ、殺処分になる筈でした)
業者さんの代金は、ぼったくりから良心的な価格までいろいろありました。
私達がお願いした業者さんは、実費と経費のみしか請求しない方で、どうすれば1番犬猫に負担がかからず運搬出来るか?を考えて下さる業者さんでした。
その方の勧めで、ANA直行便にしました。
理由として、カーゴに預ける際は、前日搬入となる為飛行時間も合わせると、犬猫達が丸2日以上飼い主と離れ離れになるだけでなく、機内に乗るまでの間、どこでどう管理されるのか?も定かでは無いが、羽田空港発のANAですと前日日本での検疫を済ませたら、当日の出発前カーゴ搬入時間ギリギリに搬入でオーケーだからです。
フライト中、犬猫達は恐怖との戦いになる為、少しでも長く飼い主の手元にいさせてあげるには、これが1番良いとの事でした。
(昔はフライト中犬猫達に麻酔をしていた様ですが、到着時そのまま目覚めなかったり、カーゴ内で目覚めて舌を噛んでしまう可能性がある危険な行為という事で、今では行いません。)
飛行機に乗せられる頭数は限られている為、早めに手配する事を勧めます。
同時に、受け入れるイギリス側の手配も進めますが、日本側で提携している業者がある場合は、日本側の業者さんが全て行ってくれます。
イギリス側の業者への支払いは、私達の場合はイギリスで支払いましたが、業者さんによっては、日本側でまとめて請求となる場合もある為、確認が必要です。
フライト便が決まりましたら、フライトの日程に合わせて獣医さんと書類を揃えます。
獣医さんにとっても結構大変な仕事になる為、余裕を持って計画と手続きをして下さい。
犬猫達を入れておくケージ、キャリーの準備も必要です。
国際基準で決められた物でないといけません。
日本のペットショップで、飛行機オーケーって書かれている多くの物は、不可能です。
あれらは、ヨーロッパ便などで、機内持ち込み可能な航空会社では使えますが、動物愛護に厳しいイギリス行きでは無理です。
詳しい規定は、航空会社のサイトでも書かれていますが、見た目よりも、出来るだけ頑丈な物を優先に決める事をオススメします。
また、サイズも厳しく、犬猫達が立った(耳も立った)状態で、頭が上に当たらない事、左右にも十分なスペースがあり、犬猫達が余裕で向きをかえれる事、水が飲める器が付いていて、外れにくい物(フライト中に外れない)
これらがクリアしていないと、日本からは出発できても、イギリス側で虐待とみなされる可能性があります。
また、航空会社もイギリス側から注意が入る為、断る航空会社もあるそうです。
普段使っているキャリーケースよりはるかに大きな物が必要です。
虫下しも済み、書類も揃ったら、準備完了。
動物運搬業者の指示に従って、検疫を済ませ、あとは飛行機に乗せるだけです。
航空会社によっては、飛行機に乗る前に、職員さん達が水と餌、おやつをあげてくれるので、それらの準備もお忘れなく。
日本出国の際の犬猫達の書類は、日本に帰国する際にも必要になります。
全て済みますと、イギリス側の業者さんが全ての書類を返して下さるので、大事に保管して下さい。
イギリスの業者さんですと、渡し忘れる場合がありますので、必ず確認して下さい。
1つでも不備があると、全てやり直し+さらに痛い出費となる為、かなり神経を使いました。
また、私達の場合は老犬と老猫でしたので、無事生きてイギリスで会えるかどうか、すごい心配でした。
イギリスに着くと、イギリス側の業者さんが、検疫所から引き取って来てくれます。
書類に不備さえ無ければ、当日引渡しですが、それでも飛行機到着から3時間位待ちましたね。
2匹が無事、しかも元気だったので、涙が出るくらい嬉しくてホッとしたのを思い出します。
パピヨンは、去年の初冬2年弱の闘病生活の後、お星様になりましたが、黒猫ちゃんは毎日窓辺で日向ぼっこの長閑な日々を過ごしてますよ。
ちなみに、ヨーロッパ経由便ですと、事は違って来ます。
超小型犬の場合(デカプーは残念ながら無理ですが…)航空会社によっては機内持ち込み可能、しかも飼い主の飛行機代に追加料金で済みます。
その他に、ペットパスポートが必要になります。
イギリスの関係上、同じ書類の準備が必要になりますが、動物運搬業者にお願いする必要はなくなります。
ただ、業者さんによっては、情報を提供して下さるので、一応聞いてみると良いですよ。
ヨーロッパに着くと、その国の検疫所で手続きを行います。
ヨーロッパからイギリスに渡る際は、イギリスで定められた方法での入国のみ認められます。
船も電車も大丈夫だと思いましたが…、念の為ご確認下さい。
検疫も、空港経由よりは楽だそうです。
飛行時間はあまり変わらないので、愛犬愛猫1番負担の少ない方法を検討してみて下さい。
追記
犬種によっては、飛行機での運搬は不可能です。
パグやブルドッグみたいな鼻がぺしゃんとした犬種等です。ご確認下さい。
また、大型犬の場合は、飛行機に乗せれるサイズを超えてしまう場合もあります。
重量制限も有りますので、ご確認下さい。
参考になると嬉しいです。
愛犬愛猫の為、頑張って下さい。
長文失礼しました。
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羽田空港ANA便限定になってはしまいますが、基本やり方は同じなので、愛犬愛猫を連れてイギリスに引越しを考えている方の参考になればと思い、綴っておきます。
2014年、日本からパピヨン1頭と黒猫1匹をイギリスに連れて来ました。
(使い回し写真です、スミマセン^^;)
イギリスは、動物への検疫が厳しく、数年前までは全ての生き物が検疫所に数ヶ月預けられ、病気に感染していないと確認が取れるまで、引渡しは無かったのですが、日本とヨーロッパを含む数ヶ国にのみ、一定条件を満たしていれば、即日引き渡しを行う様になりました。
日本から連れて行く場合は獣医さんによる英文の健康診断書と予防接種の証明書、動物運搬業者によって作成される書類が必要です。
私がお願いした獣医さん曰く、どの獣医でも出来る訳ではなく、許可を持っている獣医さんでないと出来ないので、必ず獣医さんにイギリス入国用の書類作成が出来るかどうか、確認する様教えてもらいました。
書類も厳しく、決められた書式で無いと認められないそうです。
出発の120時間前から24時間前までに、特定の虫下しを飲ませ、獣医さんの証明書が必要な為、フライトの予定に合わせて獣医さんと予定を組む必要があります。
先ずは動物運搬業者を決めます。
運搬業者によって、扱いが全く違う為、ここは何軒もあたって、納得出来る業者を探してください。
イギリス側で取り扱う業者と契約している業者で無いと、日本側だけでなく、イギリス側の業者も探さないといけなくなるので、必ず受け取る際の事も確認してください。
私達の場合、犬猫達のチケットは、運搬業者が手配してくれました。
カーゴ扱いになる為、普通にチケット代がかかります。
カーゴ代はケージ、キャリーの大きさと重さで変わります。
私達の場合、獣医さんの費用等諸費用全て合わせると、私達の1年有効の正規のエコノミークラスチケット1.5往復分が一頭に付きかかりました。
2匹で3人分の往復チケット代とほぼ同じ〜Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
痛い出費でしたが、2匹の命には変えられないと思い、頑張りました。(連れて来なければ、殺処分になる筈でした)
業者さんの代金は、ぼったくりから良心的な価格までいろいろありました。
私達がお願いした業者さんは、実費と経費のみしか請求しない方で、どうすれば1番犬猫に負担がかからず運搬出来るか?を考えて下さる業者さんでした。
その方の勧めで、ANA直行便にしました。
理由として、カーゴに預ける際は、前日搬入となる為飛行時間も合わせると、犬猫達が丸2日以上飼い主と離れ離れになるだけでなく、機内に乗るまでの間、どこでどう管理されるのか?も定かでは無いが、羽田空港発のANAですと前日日本での検疫を済ませたら、当日の出発前カーゴ搬入時間ギリギリに搬入でオーケーだからです。
フライト中、犬猫達は恐怖との戦いになる為、少しでも長く飼い主の手元にいさせてあげるには、これが1番良いとの事でした。
(昔はフライト中犬猫達に麻酔をしていた様ですが、到着時そのまま目覚めなかったり、カーゴ内で目覚めて舌を噛んでしまう可能性がある危険な行為という事で、今では行いません。)
飛行機に乗せられる頭数は限られている為、早めに手配する事を勧めます。
同時に、受け入れるイギリス側の手配も進めますが、日本側で提携している業者がある場合は、日本側の業者さんが全て行ってくれます。
イギリス側の業者への支払いは、私達の場合はイギリスで支払いましたが、業者さんによっては、日本側でまとめて請求となる場合もある為、確認が必要です。
フライト便が決まりましたら、フライトの日程に合わせて獣医さんと書類を揃えます。
獣医さんにとっても結構大変な仕事になる為、余裕を持って計画と手続きをして下さい。
犬猫達を入れておくケージ、キャリーの準備も必要です。
国際基準で決められた物でないといけません。
日本のペットショップで、飛行機オーケーって書かれている多くの物は、不可能です。
あれらは、ヨーロッパ便などで、機内持ち込み可能な航空会社では使えますが、動物愛護に厳しいイギリス行きでは無理です。
詳しい規定は、航空会社のサイトでも書かれていますが、見た目よりも、出来るだけ頑丈な物を優先に決める事をオススメします。
また、サイズも厳しく、犬猫達が立った(耳も立った)状態で、頭が上に当たらない事、左右にも十分なスペースがあり、犬猫達が余裕で向きをかえれる事、水が飲める器が付いていて、外れにくい物(フライト中に外れない)
これらがクリアしていないと、日本からは出発できても、イギリス側で虐待とみなされる可能性があります。
また、航空会社もイギリス側から注意が入る為、断る航空会社もあるそうです。
普段使っているキャリーケースよりはるかに大きな物が必要です。
虫下しも済み、書類も揃ったら、準備完了。
動物運搬業者の指示に従って、検疫を済ませ、あとは飛行機に乗せるだけです。
航空会社によっては、飛行機に乗る前に、職員さん達が水と餌、おやつをあげてくれるので、それらの準備もお忘れなく。
日本出国の際の犬猫達の書類は、日本に帰国する際にも必要になります。
全て済みますと、イギリス側の業者さんが全ての書類を返して下さるので、大事に保管して下さい。
イギリスの業者さんですと、渡し忘れる場合がありますので、必ず確認して下さい。
1つでも不備があると、全てやり直し+さらに痛い出費となる為、かなり神経を使いました。
また、私達の場合は老犬と老猫でしたので、無事生きてイギリスで会えるかどうか、すごい心配でした。
イギリスに着くと、イギリス側の業者さんが、検疫所から引き取って来てくれます。
書類に不備さえ無ければ、当日引渡しですが、それでも飛行機到着から3時間位待ちましたね。
2匹が無事、しかも元気だったので、涙が出るくらい嬉しくてホッとしたのを思い出します。
パピヨンは、去年の初冬2年弱の闘病生活の後、お星様になりましたが、黒猫ちゃんは毎日窓辺で日向ぼっこの長閑な日々を過ごしてますよ。
ちなみに、ヨーロッパ経由便ですと、事は違って来ます。
超小型犬の場合(デカプーは残念ながら無理ですが…)航空会社によっては機内持ち込み可能、しかも飼い主の飛行機代に追加料金で済みます。
その他に、ペットパスポートが必要になります。
イギリスの関係上、同じ書類の準備が必要になりますが、動物運搬業者にお願いする必要はなくなります。
ただ、業者さんによっては、情報を提供して下さるので、一応聞いてみると良いですよ。
ヨーロッパに着くと、その国の検疫所で手続きを行います。
ヨーロッパからイギリスに渡る際は、イギリスで定められた方法での入国のみ認められます。
船も電車も大丈夫だと思いましたが…、念の為ご確認下さい。
検疫も、空港経由よりは楽だそうです。
飛行時間はあまり変わらないので、愛犬愛猫1番負担の少ない方法を検討してみて下さい。
追記
犬種によっては、飛行機での運搬は不可能です。
パグやブルドッグみたいな鼻がぺしゃんとした犬種等です。ご確認下さい。
また、大型犬の場合は、飛行機に乗せれるサイズを超えてしまう場合もあります。
重量制限も有りますので、ご確認下さい。
参考になると嬉しいです。
愛犬愛猫の為、頑張って下さい。
長文失礼しました。
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